北海道大学大学院国際食資源学院

食水土水資源グローバルセンター共催:WELCOME Project Stakeholder Workshop 2022

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Investigating the current and future status of the Kariba catchment by international collaboration

2022年8月23日(火)16:00-23:00(日本時間)
ハイブリッド開催(ザンビア現地・Zoom) 
概要

世界最大の人工湖の一つであり、ザンビアとジンバブエの国境に位置するカリバ湖は、水力発電によりサブサハラアフリカの重要なエネルギー源となっています。一方、漁業、観光業、農業が発展しており、周辺の都市部においても人口の増加が見られています。今、カリバ湖とその水資源を支える集水域の持続性を高めるために、そこに住む人々や動物、土壌や植物などの健全性を評価する方法を確立する必要性があります。

 近年、学際的共同研究(Multidisciplinary projects)が、注目を浴びています。水資源に関わる様々な産業や利用者それぞれを理解し研究することで、真の意味で持続的な社会が構築でき、維持できるとされています。例えば、水質を評価するためには、無機物や有機物を正確に測定する技術が必要ですし、その水質を変化させている土地利用や社会の変化を調べるには、人工衛星画像解析などの研究が必要です。また、人々の暮らしや文化、自然に対する愛着や農村から都市への人々の移住などに関わる背景を調べるには人文地理学的アプローチが必要です。これら異分野の研究者が同じ地域を対象とした共同研究を行うことが食資源問題の解決への糸口となるはずです。

 このワークショップを企画するプロジェクトは「持続可能な水、エネルギー、生活、生態系保全のためのカリバ湖集水環境の評価」と名付けられており、南アフリカ、ザンビア、日本の研究者が連携して推進しています。異分野かつ異なる国に属する研究者が集まる本ワークショップでは、カリバ湖周辺の環境や人々の暮らしを理解するために、地元のカリバ湖利用者らと対話しながら、カリバ湖における課題や、その解決に必要な持続性評価方法などについて議論します。