大学院国際食資源学院について
国際食資源学院は、地球規模で拡大する様々な食資源問題に対し、具体的な解決策を提示し実践できる、行動力・融合力・組織力・基礎的な問題解決力を備えた国際的リーダーとなる人材を養成します。
北海道開拓のミッションを担った札幌農学校
そのDNAを受け継ぎ地球規模での食資源の危機に立ち向かう
2050年、世界の人口は90億人を超えると予測されています。かつて人類が経験しなかった爆発的な人口増加が、世界の食料生産能力を超えつつあります。
また、地球規模で激化する気候変動の影響を受け、食料の生産基盤である水や土などの環境資源も安定的な確保が脅かされ、経済格差の拡大が食料の配分システムの著しい不均衡を増長しています。
地域に眼を転じれば、過疎化による農業人口の減少、食料自給率の低迷、流通や社会政策の違いによる食料安全保障の脆弱性、食品の安全性など、多くの深刻な課題が山積みとなっています。
食資源の危機に立ち向かう
国際的パイオニアリーダーの養成
本学院では、食資源の危機を”Production”、”Environment”、”Governance”の観点から包括的に理解し、世界的展望を持ちつつ具体的に地域に貢献するグローカル(global+local)な人材を養成します。
多彩な教員団による文理融合型の学際的な教育
食資源問題の包括的理解のため、食の生産技術から加工、保存、流通、経済、文化、環境、保健まで幅広い分野の教員を国内外から招聘し、国際水準の授業を行うだけでなく、文系・理系の枠を超えた文理融合型の教育を実施します。これらすべての分野について横断的に学習できることが最大の特徴です。
また、国内外の研究機関等での滞在学習を通して、世界各地における様々な食資源問題を学習することが可能です。