Environment関連
Environmentにおける教育・研究目標
先進国、発展途上国を含む全人類の幸福向上を目的としています。我々は、食の生産と食の安全のために、食に関する資源の持続的な管理と再利用について研究をします。ここで用いる資源とは土壌、土地、水の質と量の両方を含みます。そのために、まず、それら資源をモニターすること、理解すること、そして、評価することを学習します。更に、土壌圏と人間の生活圏において、エネルギーの流れと物質の循環を管理する方法を探求していきます。
中期的な五か年計画は以下のとおりです。
(1) 様々なスケールで資源をモニタリングする技術を開発します。物質の流れは様々な時空間スケール (例えば、原子からグローバルまでの空間スケール、フェムト秒から百年のスケール)で質と量を測定することで説明できるからです。
(2) 人間の活動が地球へ及ぼす影響を理解し、資源を持続可能になるように制御する方法を開発します。科学と技術の見地から、資源の濃縮方法、ミクロ汚染物質と病原体の除去、再利用水の再利用、人間や家畜の排せつ物の利用などの技術を資源回復のための管理方法に発展させてつなげていきます。
(3) 資源の回復力を定量するために、人間の生活圏および土壌圏において多様化する資源を評価する方法を探求します。土壌、土地、水といった資源の管理を通して、持続的な人間社会構造を評価するための基準の取り方についてガバナンスユニットとともに研究します。
国際食資源学院で行う教育のもととなる研究は、主に北海道大学大学院農学研究院食水土資源グローバルセンターにて行います。